中学受験専門プロ個別指導塾ノア

ノア式予習シリーズ学習法 5年理科 水溶液の分類①

中学受験生のみなさん、こんにちは。
 
今回は、水溶液の分類について解説していきたいと思います。
 
➀色による分類
ほとんどの水溶液は無色ですが、硫酸銅水溶液・塩化コバルト水溶液のように、
 
金属をふくんでいる化合物の水溶液には色があります。
 
➁においによる分類
においのある水溶液には、アンモニア水・塩酸・酢酸水溶液・
 
アルコール水溶液などがあります。
 
においを調べたいときには、鼻を直接近づけないで手で
 
あおぐようにしてかいでください。
 
➂溶質による分類
水に溶けている溶質が常温で気体・液体・固体のどの状態にあるかが分かれば、
 
水溶液を分類することが出来ます。
 
(1)気体が解けた水溶液
溶質が気体の水溶液は、炭酸水(二酸化炭素)、
 
アンモニア水(アンモニア)、塩酸(塩化水素)があります。
 
これらの水溶液を熱して、水分を蒸発させても何も残りません。
 
(2)液体が解けた水溶液
液体が解けた水溶液には、メタノール(メチルアルコール)や
 
エタノール(エチルアルコール)を水に溶かしたアルコール水溶液、
 
酢酸を水に溶かした酢酸水溶液などがあります。
 
これらの水溶液を熱して、水分を蒸発させても何も残りません。
 
(3)固体が解けた水溶液
食塩水・砂糖水・ホウ酸水・水酸化カルシウム水溶液(石灰水)の
 
溶質はどれも常温で固体です。
 
これらの水溶液を熱して水分を蒸発させると、
 
食塩や水酸化カルシウムからは白い個体が出ますが、
 
砂糖はこげて黒い炭のようになります。
 
続きは、次回解説していきます。