ノア式予習シリーズ学習法 6年社会下 難関校対策 第8回 統計資料を読み解く問題⑵ 練習問題2 解説その6
問7にいきます。
下線⑤、電力量に関して2つ問題が出ています。
下線⑤が何かを確認する必要はないですから、サクサク進みましょう。
まず、1の問題から。
海底の天然ガス資源の領有権について、近年日本と周辺国との間で争いが
起きている海の名を答えます。
周辺国って…?
何でも自分のものだと言い張る、あるマンガの登場人物のような国
ですね(あえて、国名はいいません)。
日本とその国の間の海です。
正解は東シナ海です。
続いて2の問題です。
発電量を示すグラフから天然ガスにあてはまるものを選びます。
ア~エは天然ガス・石油・地熱及び新エネルギー・水力のいずれかです
から、わかりやすいところからあてはめていきましょう。
アは2000年からですね。
地熱及び「新」エネルギーでしょうね。
イはどの年もほぼ同じ発電量です。
日本のほとんどの川にはすでにダムがつくられています。
水力発電所を新たに増やすのは難しい状況です。
イは水力ですね。
ウは1980年から発電量が増え続けています。
エは1980年から2010年までは発電量が減り続けていましたが、
2012年に発電量が増えました。
さて、ウとエどちらが天然ガスでしょうか?
1970年代に二度の石油危機を経験し、火力発電の燃料は石油から
石炭・天然ガスへと移り変わりました。
2011年の東日本大震災の影響で原子力発電がほぼできなくなり、
それを埋めるために石油を燃料とする火力発電所を再稼働させるように
なりました。
したがって、ウが天然ガス、エが石油となりますので、正解はウです。