ノア式予習シリーズ学習法 6年社会下 難関校対策 第8回 統計資料を読み解く問題⑵ 練習問題5 解説その2
続いて、練習問題最後の問2です。
外国人登録人口の国別割合を示した円グラフの都府県の正しい組み合わせを
選びます。
3つの都府県は東京都、大阪府、愛知県です。
ヒントとして、群馬県のグラフが出ています。
群馬県は中国人や韓国・朝鮮人よりもブラジル人の割合が高いですね。
ブラジルには約150万人の日系人がいます。彼らの中には、職を求めて日本の
工業都市に移り住むケースが多く見られます。
問1でもお話ししましたが、群馬県には自動車生産のさかんな太田市があり、
ブラジル人の割合が高くなっています。
以上から、ブラジル人の割合が高いBのグラフが自動車生産で世界的に有名な
豊田市がある愛知県だとわかります。
これで選択肢がアがカにしぼれました。
Cのグラフは韓国・朝鮮人の割合が非常に高いです。
これは、朝鮮半島が日本の植民地だったころに、職を求めて当時大きな工業都市
だったところに移住したり、太平洋戦争中に労働者として連れてこられたりした
人々の子孫が多く住んでいるからです。
太平洋戦争が終わるまで、日本最大の工業地帯だったのは、阪神工業地帯です。
以上から、Cは大阪府だとわかります。
したがって、問2の正解はアになります。
以上で、6年社会下 難関校対策 第8回 統計資料を読み解く問題⑵
練習問題5の解説を終わります。