ノア式予習シリーズ学習法 6年社会下 難関校対策 第9回 文章を読み解く問題⑵ 練習問題1 解説その3
それでは、問2にいきましょう。
国民主権について「あてはまるもの」を「記号で」答えます。
「あてはまるもの」を選ぶにせよ、「あてはまらないもの」を選ぶにせよ、
消去法を使って正解を導いていきましょう。
消去法を使う際は、○と☓だけでなく、△(あいまいなもの)を使うと
解く時間の節約になります。
ア:「日本国及び日本国民統合の象徴である。」の部分は○ですが、
「天皇は神聖で侵してはならない存在」の部分が☓です。
天皇が神聖で侵してはならない存在であったのは大日本帝国憲法です。
したがって、アは☓。
イ:日本国憲法第4条の内容そのものです。
しかし、国民主権の説明としてふさわしいのかハッキリしませんので、
△にしておきます。
ウ:「主権者としての国民の権利は選挙で議員を選ぶことにある」の部分は
三権分立の図を思い出せば、○とは言いきれないですね。
△にしておきます。
「選挙後に国民が国会議員…」の部分が☓。
内閣支持率の低下で内閣が総辞職する場合もあります。
したがって、ウも☓です。
エ:「主権者として…」の部分はウと同じですから、△か○。
「国民が国に直接請願を行ったり…」の部分が☓。
日本国憲法第16条に請願権、第17条に裁判を受ける権利がそれぞれ
規定されています。
したがって、エも☓。
ということは、☓がないイが、やはり正解だとなりますね。