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ノア式予習シリーズ学習法 6年社会下 難関校対策 第9回 文章を読み解く問題⑵ 練習問題1 解説その5

問4にいきます。 
 
日本の経済成長率の変化を示したグラフを読み取る問題ですね。 
 
選択肢とグラフをよーく見比べていけば、確実に正解が得られる問題です。 
 
さっそく選択肢を見ていきましょう。 
 
ア:1965年から1970年の経済成長率を見てみますと、1965年は 
 
  6%くらいですが、あとの4年間は10%を超えています。 
 
  これで平均経済成長率が約8%というのは、計算が合いませんね。 
 
  したがって、アは誤りです。 
 
イ:バブル景気後、経済成長率は確かに下がっていますが、マイナス成長 
 
  (経済成長率が太線の0%よりも下回っている状態)になっているのは 
 
  1998年と1999年の2年だけです。 
 
  したがって、イも誤りです。 
 
ウ:1974年は太線(0%)を下回っているのでマイナス成長です。 
 
  1975年から1985年あたりまで、経済成長率0%と5%の真ん中 
 
  横線を入れてみれば、ほとんどの年の成長率がその線よりも上にあります。 
 
  ということは、「平均約2%」はおかしいですね。 
 
  したがって、ウも誤りです。 
 
ということは、残ったエが正解になります。 
 
念のため確認しますと、いざなぎ景気は5年間続き、岩戸景気は3年間ですから、 
 
正しいです。 
 
また、1965年から1970年の経済成長率はバブル景気のころの経済成長率 
 
よりも上にありますね。 
 
したがって、こちらも正しいです。