③志望校は早めに決定する
塾を選ぶにあたって、もうひとつ大切な事は、お子さんの志望校に関してしっかりした対策
を打っているかどうかにあります。
塾に入れる以上、第一志望に合格する近道にならなければ、何のために塾に入れているのか
わからなくなってしまいます。
中学受験準備をスタートする小学4年生で塾に入る最大の目的は基礎学力をつける事です。
そして、5、6年生としっかりとした応用力、思考力を身に付け、第一志望に合格しなくて
はなりません。
第一志望の学校にたくさんの合格者を出している塾は確かに、その志望校に対する受験ノ
ウハウをたくさん持っていると考えられます。
しかし、単に志望校にどれだけの人数が入っているだけということではなく、何人の生徒
のうち、何人がその学校に入っているかという見方も重要です。
このような塾選びをするためにも早めのうちに志望校を明確にしておくのが賢明です。
志望校を明確にすることで、お子さんにも受験生だという自覚が芽生えるのです。
「早稲田の付属中に行きたい」「巣鴨に行きたい」「女子学院に行きたい」という感覚が
芽生えると、少しはお兄さん、お姉さんに近づいた気持ちになり、勉強にも熱が入ってく
るのです。
4年生の時点で芽生えたこの憧れを持続し、より強くすることでモチベーションも高く保て
ます。
したがって、志望校の決定は早めの時期がいいでしょう。