ケアレスミスの防ぎ方
言うまでもなく、中学受験はわずか1点の差が合格を左右します。
1点に泣かないためには、ケアレスミスをしないことが最も重要になります。
しかし、ケアレスミスはそう簡単に防げるものではありません。
一体、どのようにすれば克服できるでしょうか?
まず、初歩的なミスに「書き間違い」というのがあります。
例えば、算数の問題で筆算を確認すると、88と書いてあるのに、答えには80と書いてし
まった。
これを防ぐには、筆算と解答の指さし確認が有効的です。
試験中は常に慎重に「ケアレスミスは必ず起こるもの」という事を念頭におきましょう。
その時に「問題で聞かれていることにきちんと答えているか」も確認しましょう。
計算間違えで5点、問題の読み間違えで5点。
今まで落としていた点を確実に取り戻しましょう。
その意識の積み重ねが中学受験において、かけがえのない1点に繋がるのです。
また、上がり調子の時に限ってケアレスミスが生まれがちです。
調子がいい時こそ、より謙虚に憶病になりましょう。
そのためにも、試験終了の5分前になったら、新しい問題に手をつけないようにしましょ
う。
終了5分前になったら、算数であれば「大問1(計算問題)」の確認の時間にあてます。
逆算は必ずあてはめて検算しましょう。
入試のボーダーライン付近には1点に30人はいると思って下さい。
計算問題一問の間違えで100人近くの順位が変わるかもしれないのです。
それぞれの志望校の受験生は、もちろん実力が接近した生徒ばかりです。
繰り返しますが、わずか1点の差が合格を左右するのです。