問題の読解力を高める
学校で習う算数と、中学受験の算数の一番の違いは、出題される文章の読解力を必要不可欠
だということです。
学校の授業においての算数は、基礎基本に則った練習を積むだけで、テストでの高得点が望
めます。
しかし、中学受験においての算数の応用問題は、例えば数式を暗記しただけでは正答が得ら
れない問題が数多く出題されます。
それでは、どのようにすれば、問題の読解力を高められるのでしょう?
正しい問題文の読み方とは、まず問題文全部に目を通します。
この時にどの分野の問題なのか、全体像をつかみ、どのような答えを求めなくてはいけない
のか整理してみましょう。
句点から句点までの一文ごとに区切り、書いてあることを整理し、図や表にしてみる事をお
勧めします。
この一連の流れが算数の読解力を高める練習法です。
そして最後に答えが出たら、問題文にあてはめ、おかしいところがないか確認してみましょ
う。
初めは時間がかかるかもしれませんが、この流れを自然と体得できているかどうかが中学受
験の勝敗を左右するカギとなるでしょう。