中学受験専門プロ個別指導塾ノア

2.障害という壁

ある考えを思いついたとします。
 
そして、あなたは、それを誰かに伝えようとします。
 
どうやって伝えればよいでしょうか?
 
誰でも言葉を使って伝えようとします。
 
しかし、その相手に分からない言葉で話しかけたらどうなるでしょう?
 
もちろん、その相手には、あなたの思いついた考えは伝わりません。
 
勉強も同じです。
 
まず、言葉を理解している限り、勉強し、そして楽しむことができます。
 
勉強して知った事を使うことができるのです。
 
しかし、もし勉強しようとしている対象について全部の言葉の意味がわからないと、あなた
 
は大変苦労するでしょう。
 
そして、勉強した事を使うことができません。
 
同じように、勉強するために読んでいた本に出てきた単語を違う意味に解釈したら、間違っ
 
た考えを持つ事になります。
 
そしてあなたは、勉強したことを他の場面で使うことはできないでしょう。
 
聞いたり、読んだりしても、意味を知らないままの単語、または、間違った意味で理解して
 
いる単語を誤解語と呼びます。
 
思いがけないような様々な形で単語は誤解されるのです。
 
また、その単語をまったく違った意味に解釈しているかもしれません。
 
それは、あなた自身が間違った意味を作り上げているかもしれないし、誰かが勝手に作り上
 
げた意味をあなたに言っているかもしれません。
 
また、正しくはないけれど、正しい意味に近い意味で解釈している事もあります。
 
それは、例えば単語の意味を十分に知らないことかもしれません。
 
もし、カラスが鳥だということを知っていても、カラスについてそれ以上知らないというこ
 
とと同じなのです。
 
文章で使われている用法にあてはまらない意味に解釈することもあります。
 
もしくは、発音で同じ意味の異なる単語と取り間違えているかもしれません。
 
あなたはある単語の代わりに別の単語を使うことがよくあります。
 
これも言葉を誤解するひとつのパターンなのです。
 
その2つの単語は、まったく同じ意味をしているとは限らないからです。
 
あなたは、もしかしたら、いくつかの意味を持つ単語で、そのうちのひとつを知らないのか
 
もしれません。
 
もしくは、その単語の意味をまったく知らないのかもしれません。
 
そして、あなたは、その単語が何を意味しているのか知りたくないのかもしれません。
 
誤解語は勉強する時の障害という壁のひとつなのです。
 
誤解語を見過ごすと、その時は、ぼんやりしたり、空っぽな感じになるかもしれません。
 
しかし、そこからまた、いい感じになり、ちょっと、神経質になってしまったり、イライラ
 
したりするかもしれません。
 
もしあなたが、たくさんの誤解語をそのまま見過ごせば、あなたは勉強そのものが嫌いに
 
なってくるかもしれません。
 
さらに、もう二度と勉強しなくなるかもしれません。
 
そうなる前に、あなたは何をすればいいでしょうか?