4.もうひとつの障害 マスがないこと
何かについて勉強しているのに、それに関連するマス(勉強の対象になっているもの、もし
くは、その代わり)がはっきりと見えない時、気持ちが落ち込んでしまう事もあります。
例えば、誰かが犬について話していたとします。
しかし、犬がマスとしてとらえていなかった場合、淋しい気持ちになったり、やる気がなく
なってしまったり、退屈に感じたりするかもしれません。
しかし、マスがあったら、気分がよくなり、もっと犬について知りたくなるはずです。
勉強している対象がマスとして手元にないときは、壁にぶちあたり、それを通り抜ける事が
出来ない、もどかしさを感じるでしょう。
これが、もうひとつの障害、マスがないという事なのです。
この障害を突き破るには、いくつかの方法があります。一番わかりやすいのは、勉強してい
る対象を実際に観察する事です。
また、勉強している対象を絵に描いてみたり、その写真や絵を探してみたりするのもいいで
しょう。
すなわち、勉強している対象を、目に見える形で具体化してみるのです。
この方法により、あなたはマスを手に入れることができるでしょう。
すなわち、あなたがいつも、勉強している対象についてのマスを持っているのならば、決し
て障害にぶつかる事はないのです。