⑤休み中の計画をしっかり管理する
長期の休みであればあるほど、生活のリズムが大切になってきます。
しかし、実態はそうではなく、休み中はダラダラしてしまうご家庭が多いように思えます。
例えば、前夜に3時間勉強したからと、翌日の寝坊を許してしまうなどといった具合です。
事前に立てた計画をしっかり守らせるという事は、お子さんと同様、親御さんにとっても大
変な事ですので、気持ちが緩みがちになってしまうのです。
親御さんの気持ちを引き締めるという意味でも、夏休みなどの長期の休みには、1日の計画
表を作らせるとよいでしょう。
計画表の中には、もちろん学習の時間も設けます。
中学受験と同じく50分のインターバルを取り、その時間は必ず集中させるようにしましょ
う。
小学校での45分という授業時間は、この時間内は、子供が集中できるというデータに基づい
て設けられています。
しかし、中学入試の制限時間はほとんどの学校で50分間です。
このプラス5分間の集中力をなんとしても養わなければいけません。
そこで長い期間の休みを利用して、この時間に慣れてもらうのです。
また、学校や塾であれば、授業に入る前にトイレは済ませておく。
授業中にトイレに行きたくなったら、手を挙げて許可をとるというルールがあります。
家庭では、そういった部分についつい甘くなりがちですが、そのあたりを厳しく、家庭にお
いてこそ毅然とルールを設けましょう。
計画表と併せてルールを設けることで、しっかりとした学習習慣が身につき、中学受験に対
応できる集中力が養われるのです。