分野別に優先順位を考える
塾の学習では、ほとんどの場合、6年生の夏休みで受験範囲を一通り終わらせます。
それ以降は志望校の過去問や、応用問題を中心とした授業になります。
この時期になると塾の授業はどんどんスピードが加速していきます。
加えて宿題もかなりの量が出されます。
そして、6年生では新しい単元を覚えながら、5年生の復習もやらなくてはならないので
す。
しかし、受験当日までの時間は限られています。
そんな中で算数の実力を伸ばし、得点アップに繋げるためには、やはり分野別に優先順位
を考えなくてはなりません。
ほとんどの私立中学の入試問題では大問4~6というのがスタンダートです。
その内訳は、『計算問題』(1問)『図形問題』(1~2問)『代数問題』(2~3問)と
いう構成です。
すなわち、計算問題と図形問題は確実に出題され、ここだけで全体の約5割の点数を稼ぎ
出す事ができます。
この二つを最優先して確実なものにしましょう。
計算問題に関しては、毎日20~30分の時間で十分です。
図形分野の出題形式については、次のコーナーで詳しく記してみたいと思います。