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指示語、選択肢問題の解き方

 記述式の設問の中で最も多いのは指示語の問題です。「傍線1の『そのこと』は何を指すのか、本文中から書き抜きなさい」という類の問題です。指示語問題の基本は、その内容が指示語の直前に記載されている場合がほとんどです。なので、指示語と同じ段落か、前の段落を精読する必要があります。これは、国語の得点アップにおいて最低限マスターしなくてはならないものです。それに加え、設問を先に読み、指示語を意識して問題文を読むと理解度がまったく違ってきます。「~のこと」「~の時」と表現できる内容であることを常に忘れないようにしましょう。

 選択肢問題では、ほとんどの場合「最も適切なものを選べ」という設問になっています。これは、どの選択肢も正解に近いものが用意されているということです。一つ一つをしっかりと読み、どこまでが正しく、どこからが間違っているのか、判断しなくてはなりません。しかし、選択肢が5つあれば、明らかに違うものが1つはあります。次に4つから、怪しいものを1つ削ります。この段階で受験生の3割ぐらいがミスをします。さらに3つの中から1つを外し、2つから最後の1つを外します。

 このような消去法をしっかりとマスターすることが、選択肢問題ではなにより大切になります。