最後の仕上げは得意科目で
合格を勝ち取るのに大切な要素のひとつとして、常に気持ちを前向きに、上り調子で試験日
を迎えられるかどうかにあります。
では、どのようにすれば、上り調子のまま、試験日を迎える事ができるのでしょうか?
それは、得意科目を最後に仕上げる事です。
逆を言えば、苦手科目は早めに終わらせ、絶対最後まで残してはいけないという事です。
苦手科目は最後まで不安な分野が気にかかるものです。
それに気を取られてしまえば、前向きな気持ちも失せてしまい、調子を落とす原因になりま
す。
入試で出せる力は普段の実力の7~8割だと言われています。
この考え方で行くと、合格ラインに届く70点をとるためには、普段からほぼ満点の実力を
持っていないと合格は難しいとなるでしょう。
しかし、入試当日は、合格確実の実力を持っている生徒が苦手科目を最後に仕上げた故に不
安を抱え、調子が下がり気味で試験会場に訪れたりもします。
また、常に気持ちを前向きに上り調子で試験会場を訪れた生徒は通常以上の力を発揮できる
可能性を秘めています。
普段、満点を取れる実力を持ち合わせた生徒が不安を抱え、6割の力しか発揮できず、合格
スレスレの実力しか持ち合わせていない生徒が、上り調子で普段以上の実力を出せるという
ケースも中学受験においては珍しくないのです。