勉強のスピードが上がるのは冬休み
勉強というものは、後半になればなるほど、スピードが上がってきます。
これは、蓄積された知識量が増えていくことに関係しています。
例えば、カリキュラムが一通り終わっていない5年生や6年生の初めの頃に志望校の過去問に
挑戦してみても、解けない問題ばかりだと思います。
まだ習っていない単元もあるし、覚えていない漢字、語句も多いでしょう。
問題文を一通り理解するのも難しいかもしれません。
しかし、6年生の冬休み頃になって、カリキュラムを一通り終えた後に、過去問を解くので
あれば、ある程度の成績は残せます。
覚えた漢字、語句も増えているので、文章を読むスピードも速くなります。
この段階で集中して勉強すれば非常に効率的です。
毎日の積み重ねから、夏休み前に2時間かかった分量を1時間以内で済ませられる生徒も大勢
出てきます。
また本番の受験日が近づくと、気持ちも高ぶってきます。
自然と集中力も身についてきます。
追い込まれてくると、誰もが、自分でも信じられない力を発揮します。
その結果、今まで集中力が持続しなかった生徒も一日に長い時間勉強していても、耐えられ
るようになってきます。
つまり、後半になればなるほど集中力も高まり、長時間勉強できるようになり、もちろん、
知識が増えていくので内容が濃くなり、スピードが速くなります。
したがって、受験勉強が遅れがちだったお子さんも、6年生後半の時期で、他の受験生に追
いつき、逆転合格することもよくあります。
最後まで絶対あきらめずに、平常心を保ち、受験日当日まで一生懸命勉強を続けましょう。
逆転を信じて、最も勉強のスピードの上がる最後の追い込み期を大切にしましょう。