併願パターンを考える
現在の中学受験では、4~5校受けるというのが主流になっています。
併願パターンを考えるポイントとして第一に考えなくてはならない事は、少なくとも一校は
お子さんの希望を取り入れ、一校は、確実に入りやすい学校を選ぶ事です。
例えば、偏差値45~50前後で独自の教育方針があり、将来の伸びそうな学校を探しておく
と、比較的入りやすいわりには、6年後にいい大学に入学できる可能性が高まってきます。
また併願する時には1月に受験する学校も決めておいたほうがいいでしょう。
この場合は必ず安全圏の学校を選びましょう。
1月に受験するということは、2月の受験に向かい場馴れも出来るし、一校でも先に合格して
おくと、第一志望受験時に心のゆとりが生まれ、安心感が全く違います。
首都圏では、1月受験校には、千葉、埼玉の学校が多くあります。
県外に住んでいるお子さんにとっては通いにくい環境にありますが、万が一の時には通った
ほうがいいでしょう。
公立中学校のカリキュラムの現状を考えると、多少通学に不便でも、学力のつく中学校へ
いったほうがいいでしょう。
中学受験を経験したお子さんにとって、公立中学の授業は簡単すぎるので、拍子抜けしてし
まい、逆に勉強をやらなくなって、そこから伸びなくなってしまう可能性もあるのです。