⑪通塾する前にやっておくべき事
6年生の中学受験時に「もっとやっておけばよかった」と後悔しないために、そして、本格
的に塾通いを始める4~5年生までに何をしておけばいいのか、家庭でやるべき事は何なの
かを少し考えてみたいと思います。
例えば、中学受験の準備をスタートさせる4年生までに最低限身につけておかなければなら
ない基本事項は、算数における「基本的な計算をする力」、国語における「文を読み取る
力」、そして、漢字を含む「言葉を理解する力」です。
そして、一番大切なのは、90分前後の長い授業時間を集中できる「人の話をしっかり聞け
る子供」に育てておく事です。
これらは、学校で習う事をしっかり身につけ、毎日の親御さんとのやりとりから十分育む事
ができます。
家庭では、毎日の親子の会話の中で例えば、ニュースなどを見ながら、「これってどう思
う?」などと問題提起をし、お子さんの意見にじっくり耳を傾けてあげることが最も大切で
はないでしょうか。
そういった会話に中からボキャブラリーを増やし、思考力もついてきます。
低学年のうち、お子さんに、こういった基本的な勉強に向き合える要素が満たされたと実感
されたら塾通いを薦めてみましょう。
また、こういった要素が満たされなくとも、個別指導塾ならば、お子さんの性格に合わせ、
不足部分を補い、それらが満たされた他の験生と同じスタートラインに立たたせる事も可能
なのです。