ノア式予習シリーズ学習法 6年算数 比例式・連比・逆比
中学受験生のみなさん、こんにちは。
今回は、逆比 について説明します。
比の計算には、3つのポイントがあります。
比例式
連比
そして、
逆比
です。
比例式と連比の基本については、すでに確認していますね。
・6年算数 ふたつの「比例式の計算のやり方」
・6年算数 連比の基本
今回触れる、3つ目の「逆比」をマスターできるかどうかが、
比が得意になるかどうかの境目です。しっかり理解しましょう。
逆比とは、簡単にいうと、
Aのある性質:Bのある性質=3:2 のときに、Aの別の性質:Bの別の性質=2:3 となるものを指します。
たとえば、500メートルの道のりを、Aは分速100メートル、Bは分速20メートルで歩いたとします。
Aの速さ:Bの速さ=100:20=5:1です。
一方、Aの歩いた時間は500÷100=5分、
Bの歩いた時間は500÷20=25分なので、
Aの時間:Bの時間=5分:25分=1:5となります。
まとめると、
Aの速さ:Bの速さ5:1 のとき、
Aの時間:Bの時間1:5
という関係がみえてきます。
このとき、速さと時間の関係は、逆比になる、 といえます。
逆比になることさえ気づければ、
片方の比がわかればもう片方の比もわかる
ので、計算をだいぶ省略することができます。
以上が、逆比の簡単な説明になります。
いろんな基本問題に挑戦するなかで、しっかりと逆比の性質を理解していきましょう。