ノア式予習シリーズ学習法
予習シリーズの勉強の仕方には、工夫が必要です。
大手集団塾では、予習シリーズを、一方通行に
講師が独断と偏見で、演習・解説する問題を選択していると思います。
このような指導法だと、受験生にとって、本当に重要なところを十分に
解説されていないということが往々にして起こります。
いくら指導経験豊富な中学受験専門プロ講師といえども、一人の講師の独断で
予習シリーズの問題を選択して、それだけを勉強することは非常に危険なことなのです。
なぜなら、受験勉強の基本は、基礎基本の体系学習が必要だからです。
専門職の人は、自分自身の経験に自信があるがゆえに、体系的な指導、客観データーを無視しがちになりがちです。
予習シリーズは、とても優れた中学受験教材であり、問題量も適量です。
また、豊富な客観データーに基づいて、各項目の例題、応用例題、類題、基本問題、練習問題、復習問題が掲載されています。
これに勝る、問題のセレクトはあり得ないのです。
もちろん、各講師の技量が、受験の合否に大きく影響することは間違いありません。
受験生の弱点克服、ケアレスミス防止、志望校の傾向分析、子供のモチベーションアップ、保護者へのサポートは、経験豊富な中学受験プロ講師にしかできないことです。
しかし、基本事項の問題セレクトは、客観データーに勝るものはないと思います。
繰り返しますが、受験勉強には、基礎基本の体系学習が最重要です。
特に、基本ができていない(四谷模試偏差値55以下)の生徒にとっては、
基礎基本の体系学習が、四谷模試偏差値60への最短距離学習法なのです。
このような復習が、不十分なまま、大手塾のカリキュラムに任せきりの
受験生を見ると、非常に心配になります。
① 復習重視
② 基礎基本の体系学習をしっかり行う。
この2点の側面から、予習シリーズを徹底活用するのがノア式予習シリーズ学習法です!
これは、私が推奨する30対70の法則に即した学習法であり、成績が伸び悩む生徒ほど、
効果を発揮する学習法になります。
予習シリーズを使っていて、成績が伸び悩んでいる生徒は、ぜひノア式予習シリーズ学習法を実践してみてください。